よみもの
自分らしい理想の家
仙台市青葉区/Y邸
仙台市青葉区にお住まいのYさん。家を建てようと思ったきっかけは、お母さまが何気なくつぶやいた言葉でした。わからないことばかりでスタートした家づくりは、リディアルのスタッフの支えがなければできなかったと話します。入居から17年を迎えた現在も困ったことがあれば気軽に相談し、リディアルと良好な関係を続けているYさんに、ゼロから始めた家づくりについてお伺いしました。
リディアルとの出会いは「クロワッサンの店 仙台店」から
2001年、当時70代のお母さまと賃貸の戸建てで暮らしていたYさん。とくに持ち家への憧れはなかったそう。
「今でもはっきり覚えていますが、母親が何気なく“借家じゃなくて、自分の家に住みたいね”ってポツリとつぶやいたんです。それが心に残って…。それまで自分の家を持つことを考えたこともなかったので、何から始めていいのかもわからなかった。もちろんそのための貯蓄もありません。そこで頭に浮かんだのが、リディアルさん。源泉徴収票1枚だけ持って、宮田社長に“私、お家建てられますか？”っていきなり相談してみたんです（笑）」
以前から雑誌『クロワッサン』の愛読者だったYさんは、「クロワッサンの店 仙台店」の創業時から足を運び、リディアルが家づくりをしていることも知っていました。家を建てるにあたり、何も知識のなかったYさんが気軽に相談できたのは、趣味のひとつである人形のためのベッドがきっかけ。
「ポングラッツ人形というドイツの木製人形を持っていて、その人形のベッドが欲しかったんです。市販の物では気に入るデザインがなくて…。それを宮田社長に話してみたら職人さんに頼んでくれて、木製の素敵なベッドを作ってくれたんです！家と人形のベッドでは全然違うけれど、小さなことにも誠実に対応してくれる方だとわかったから、宮田さんに相談してみようと思えたんです」
チームで造り上げた理想の家
資金面や土地探しなど、すべてリディアルに相談しながら一歩ずつ家づくりを進めていったYさん。家を設計するにあたり、Yさんの希望は“庭スペースの確保、天窓、仕切りをなるべくなくす”という3点のみ。あとはおまかせでした。
「宮田さんが選んだ設計士の星野さんが、先々のことまで考えて提案してくれる方で、何度か話しているうちに“この人たちにまかせれば大丈夫！”と思えました。ただ、壁や台所のタイルの色、蛇口、タオル掛けなど自分の個性が出せる細かなパーツは、すべて選ばせてくれて。それがとても楽しかった！ひとつひとつを納得しながら進めていったので、制作途中に不安はありませんでした。家ができあがり、最後に宮田さんと星野さんと私で、無垢材の床にワックスをかけたんです。そしてまだ何もない部屋で3人でお茶をした時に“ここが私の家になるんだ！”という達成感がありました。今でもあの日のことは、忘れられない良い思い出です」
長年住んでも魅力的な家
17年が経ち、白かった無垢の床は深い茶色に変化し、Yさんが長年愛用しているアンティーク家具とさらに調和が取れてきました。Yさんは、長年住んでみて気付く家の良さが多いと話します。
「最初は家が新しいから飾ることにしか頭がいかなかったんです。でもそれが落ち着いてくると、室内にやさしく入る陽の光や階段の上がりやすさ、風の通り抜けなど、宮田さんや星野さんの住む人を考えた心配りに気付きました。室内には、壁面の一部をくぼませて作るニッチ（飾り棚）がいくつかあるのですが、ここも心配りのひとつ。コンパクトな家なので、家具を多く置けない分、ニッチに自分の好きな小物を飾って楽しむことができるんです。友人が遊びに来た時に“Yさんらしいお家だね”って言ってもらえたのも、そういうスペースがあるからかなと思います」
初めの希望だった“庭スペースの確保、天窓、仕切りをなるべくなくす”は、今では暮らしに欠かせない大事なポイントになっています。
「天窓は2階にある私の部屋に設置しました。朝は鳥が天窓の上を歩く音が聞こえたり、夜はベッドから星空を眺めたりできます。部屋と部屋の仕切りが少ないのも、住空間に広がりを感じられるし、高齢になった母が夜中でも安全に歩けます。庭は今では私の一番の趣味。お茶を飲みながら庭を眺めていると、室内にいながら季節を感じられるんです。庭でハーブを育てているので、料理や趣味のお菓子づくりに使うことも。機能性と遊びのバランスが良い家ですね」
Yさんは、外壁の塗り替えやエアコンの設置、扉の調整など何かあればすぐに連絡し、今でもリディアルスタッフと頻繁に話す時間を持っています。
「わざわざ連絡するまでもないけれど、気になることって出てきますよね。リディアルさんは、定期的に立ち寄ってくれるので、その時に気軽に話せるんです。家のことも私のことも長く知っているから、とても安心感があります」
リディアルが開催している「家づくり見学会」でYさん宅を訪れた方のなかには、コンパクトなスペースを上手に利用しながら、自分の好きな物に囲まれる暮らしぶりを拝見し、憧れを持つ人も多くいます。
Yさんが気持ち良く住める“理想の家”のパートナーとして、リディアルはこれからもつながっていきます。